AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2007年12月24日(月)

初級、中級、上級の3ステップで上達する マエストロ流おすすめオーダースーツ [OCEANS掲載記事]

オーダーの本質、心得を伺った赤峰さんが主宰するインコントロにて、アカミネロイヤルラインのオーダーを実体験することにした。
編集担当の3名が理想に掲げたスーツが出来上がったのか?
そのリポートをご覧いただきたい。

 

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 これまで既製のスーツしか着たことがなければ、オーダーは敷居が高く感じられることだろう。そこでオーダーの初心者に向けて、クラシックな服の伝道師である赤峰さんにアドバイスをいただいた。

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「真の意味での醍醐味は、フルハンドメイドのビスポークで味わえる。しかし、価格は高く、時間もかかる。経験値も必要だ。初心者であればパターンオーダーをおすすめする。生地を選び、採寸をして、身体にジャストフィットしたスーツを作ることが可能だ。個性を反映することができるので、既製のスーツのワンランク上と捉えればよいだろう。

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 10万円台でよい生地、よい仕立てのスーツが十二分に作れる。最もこだわっていただきたいのは生地選び。おすすめは380〜430gのヘビーウェイトで締まった生地。着込んでいくうちになじみがよくなり、風合いが魅力的に増す。デザインは流行ではなくあくまで正統派で。10年は着続けられる1着をあつらえていただきたい。今回は参考例として3者3様のスーツを披露する」

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今回オーダーしたのはココ!
【アカミネロイヤルライン】


マエストロこと、赤峰幸生さんがディレクターとして手腕をふるうブランドが「アカミネロイヤルライン」。問い合わせはインコントロ(tel.03-3447-1891)まで。HPはwww.incontro.jp
※なお、店舗での「アカミネロイヤルライン」パターンオーダーのお取り扱いは、日本橋三越本店2Fにて。問い合わせは、2Fセレクト&インポート(tel.03-3274-8805)まで。

Step.1 初級編 [ グレー生地 ]

既製のスーツばかりだったAさんの場合
ジャストフィットのベーシックスーツを!

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 クラシコ・イタリアからモードまで、さまざまなスーツを着てきたが、どれも既製品。フィット感に満足できなかったAさんは、シーンを限定しないオールマイティなスーツを希望。赤峰さんが選んだ生地は、ウール×モヘアのシャリ感の強いミディアムグレーだった。
「この生地は、真冬以外ならシーズンレスで着られる生地だ。そしてビジネスでもフォーマルでも応用が効く。'60年代のアメリカっぽい雰囲気で、モノトーンのVゾーンで着こなしていただきたい」
 サッカーをしていることもあり、既製ではジャケットとパンツのサイズが異なるのがAさんの悩み。
「そういう悩みを解消できるのもオーダーの利点。既製ではジャケットが44、パンツが46となる体型だ。今回は後ろの股上を1cm深くして、わたりは0.4cm幅広にした」
 かくして、ジャストフィットのベーシックスーツが完成した。

マエストロ流のオーダー注意点!
つきジワが出ないように!
「背中の上部につきジワが入りやすい体型。既製品からの修正ではなかなか難しい。そこに留意した」
 

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マエストロ流のVゾーンバリエ
「ミディアムグレーは、かなり色幅のタイが似合う。とはいえグリーンだけは避けたい。気分としては赤のドットタイ。それも深みのある赤。その場合、サックスブルーのシャツより、プレーンな白がいい」

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マエストロ流の着こなしテク1
「革小物の色は原則として黒。茶が合わないわけではないが、都会的に装うには黒がいい。小ぶりのシルバーバックルで、スムースレザーのベルトが適している。素材感の強いスエードはあまり似合わない」

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マエストロ流の着こなしテク2
「革小物は色を揃えるのがスマートで、ルールとも言える。ベルトが黒ならば、靴はもちろん黒。イタリアンな靴ではなく、重厚感のある英国のストレートチップが最適。パンツの裾はハーフクッションで」
 
 
 
 
 

Step.2 中級編 [ グレーストライプ ]

きちんとしたスーツを持っていなかったBさんの場合
スポーティにも着られるストライプを!

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 普段はカジュアルオンリー。スーツを着る機会は多くないが、30代前半の年齢にふさわしいクラシックスーツを希望したBさん。着回しのできる生地を、とリクエスト。
「初めてのスーツという視点から、着こなししやすいミディアムグレーのストライプをすすめることにした。がっちりとした体型を縦長に見せる視覚効果も期待できる。またジャケットとパンツをセパレートして着回してもいいだろう。生地は目が詰まっているので型崩れしにくく、シワになりにくい。手入れが楽なことも付け加えておく」
 既製品ではイタリアのサイズ表記で52。日本では展開が限られており、好みの色柄の生地を探しにくいことがBさんにとってこれまでネックとなっていた。
「そういう体型の人ほど、オーダーにするべきなのである。既製のスーツではまず不可能な、自由な生地選びが楽しめるのだから」

マエストロ流のオーダー注意点!
パンツのシルエットはシャープに
ウエストやヒップはゲージサンプルよりも2cm出し。しかし、わたり幅は逆に1cm細くしている。
 

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マエストロ流のVゾーンバリエ
「スーツのインナーはシャツとタイだけではない。普段カジュアルな服装が多いのであれば、タートルネックニットを活用するといいだろう。色は茶がおすすめだ」。タートルニット11万8650円/クルチアーニ(ストラスブルゴ)

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マエストロ流の着こなしテク1
「グレーの生地には小物は黒が基本だが、この場合ベージュのストライプが入っているので茶の方がまとまる。全体の印象も優しげに。だから、ベルトは茶」。ベルト3万7800円/テス(ストラスブルゴ)

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マエストロ流の着こなしテク2
「茶のベルトだから、靴も茶。体型ががっしりしているので、裾口幅は19.5cmでシャープに見せ、折り返し幅は5cmでバランスをとった」。靴11万9700円/エドワード グリーン(ストラスブルゴ)
 
 
 
 
 

 

Step.3 上級編 [ ブルー生地 ]

一通りスーツを持っているCさんの場合
ネイビーでも明るめで新しい印象を!

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 ベーシックな色柄のスーツは一通り持っているCさんは、赤峰さんに似合うスーツを委ねた。
「選んだ生地は、ブルーのシャークスキン。ネイビーよりもやや明るく、フォーマルに着こなすこともできる。イメージは「北北西に進路を取れ」のケーリー・グラント。サックスブルーの無地のシャツにネイビー無地のタイを合わせると、都会的シックに決まる。中肉中背、細身で手足の長い体型だから、あまりタイトすぎるフィッティングではないほうがエレガント。ウエストはシャイプしすぎないで、ストンと落ちたアメリカンなシルエットにした」
 
 

マエストロ流のオーダー注意点!
パンツはタイトすぎないこと。
わたりはゲージサンプルよりも1cm細くしたが、裾口は20cmのまま。折り返し幅は5cmとした。


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マエストロ流のVゾーンバリエ
「イメージは現代解釈のアメリカンスタイル。白のB.D.シャツに、ネイビーのタイ。差し色は使わないほうがいい」。シャツ4万2000円/ボナマッサ、タイ1万5750円/マタビシ(ともにストラスブルゴ)

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マエストロ流の着こなしテク1
「明るいブルーの生地に似合うのはチョコレートカラー。黒を合わせるとストイックになりすぎる。クロコダイルのベルトでは派手すぎ。あくまでも控えめに」。ベルト3万7800円/テス(ストラスブルゴ)

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マエストロ流の着こなしテク2
「着こなしの方向性はアメリカ。しかし、アメリカ靴では野暮ったい。英国の靴を合わせているほうが趣味のよさが感じられる。色は断然、茶だ」。靴11万9700円/エドワード グリーン(ストラスブルゴ)

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分

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朝日新聞be on Saturday『赤峰幸生の男の流儀‘「男の三原色」について’』2012年5月26日(土)掲載

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