AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2009年02月06日(金)

MEN'S EX 3月号 平成の寺子屋 赤峰幸生の上級ファッション塾 連載vol.05 [MEN'S EX 掲載記事]

画像(87x180)・拡大画像(120x246)

「レザーブルゾンは365日の必需品」

真のクラシックを追求し、服のみならず、生き方そのものに自らのスタイルをもつ男、赤峰幸生。氏が考える、男のお洒落を伝授します。第5回は、「レザーブルゾン」についてのお話です。

画像(180x139)・拡大画像(300x233)

Q レザーブルゾンはどんなときに着るんですか?
365日、シーンを問わず着ています。
「それこそ365日、いつでもどこでも着用します。クルマの中に一着置いといて、運転するときに羽織ったり、オフィスで着たり、レストランに行くときに着たり。フォーマルな場を除いて、どこにでも着ていけるアイテムなんです」と赤峰先生。右の写真は、親友のアントニオ・リヴェラーノ氏とミラノのリストランテでパチリしたもの。

Q レザーブルゾンの着こなしのルールを教えてください
小さめのサイズをシックカジュアルで
「まずはサイズ。私は1サイズ小さめを選ぶようにしています。レザーはパツパツで着てこそカッコいいからです。その上で、ボタンの留め方やジップの締め具合、襟の立て方などで、自分なりのアレンジを加えます。中に合わせるのは、夏場はポロシャツが多いですね。色は白かネイビー。シックカジュアルなスタイルで着るのが基本です

画像(139x180)・拡大画像(300x386)

左上◇「裏地がついてないインクロチャートのタイプのコノリーもの。薄くてしなやかで、非常にお気に入り。かれこれ32年着ています。1つ小さめのサイズを、ボタンを2つだけ留めてパツパツに着るのが定番」
右上◇Y.アカミネのスエードジップブルゾン「トリュフォー」。
スタンドカラーの襟だけ留めて着ることもしばしば。
右下◇Y.アカミネの、羊革のBDジップブルゾン。パツッと着て襟を立てて。

■イタリア人は真夏だろうと関係なしに着ています
M.E.  赤峰さんイコール、レザーブルゾンというイメージがあります。以前はご自身のコレクションでも毎シーズンのように発表されていました。
赤峰  そうですね。今から15年ほど前にY.アカミネブランドを立ち上げた最初のコレクションでレザーブルゾンを発表してから、全部で25モデルくらい作ってきました。フィレンツェ近郊の工場で作っていたんですけど、そこにあったヴィンテージのコレクションに、いろいろインスパイアされました。
M.E.  そもそも興味をもったきっかけは何だったんですか?
赤峰  高校生のとき観た、ルネ・クレマン監督の「太陽がいっぱい」ですね。モーリス・ロネが真夏にスエードのジャケットを素肌に着ているのを見てカッコいいなって。それがハマったきっかけです。それから15年後くらいにイタリアによく行くようになってミラノやフィレンツェを回ると、今でいうヴァルスターモデルが、イタリアでは春夏秋冬関係なく定番アイテムとして着られているのを知りましてね。ごく自然に文化として根付いているのを実感して、ますます興味をもったんです。
M.E.  確かにイタリア人って、夏でもレザーブルゾンを着ていますよね。
赤峰  ええ。イタリアだと海に近いところに行くと、よくレザーを着ます。特にヨットに乗る人やビーチにいる人たちは素肌にレザーのブルゾンを当たり前のように着ています。
M.E.  それもヴァルスター型が圧倒的に多いですよね。

画像(57x180)・拡大画像(191x600)

レザーブルゾンは小さめをパツパツに着るのがカッコいい!

(←)ジョルジオ ブラトーのパンチングレザーブルゾンに、ラコステの長袖ビジネスポロシャツ、アカミネロイヤルラインのモールスキンパンツに、スペルガの2750という合わせ。見えてませんが、靴下は白のコットンホーズ。

赤峰  そうなんです。で、そのヴァルスターモデルのルーツを調べると、実はミリタリーにあるんですよね。軍のモデルとして存在していた服が進化して、'30年代になってレースマシンのカロッツェリアの連中がテストドライブのときに着たり、作業用として着るようになったんです。それが、当時レースに出ていたイタリアのクラス階級の人たちに浸透していって、広がりを見せたわけです。同じアイテムがアメリカではバイカーブルゾンなどのハードなほうに進化していったのに対して、イタリアはクラススポーツのアイテムとして、軽く着やすさを求めて進化していったわけです。色もベージュやタバコが中心で、表革もありますけど、ほとんどはスエードなどの起毛系ですね。
M.E.  実際ご自身で着用されて、どういったところがお気に入りになられたのですか?
赤峰  シワになりにくくて、どこへでも着ていける便利なアイテムであるところです。幅広いTPOをカバーでき、レストランへ着ていっても恥ずかしくないですし、汚れていてもかえってそれがアジになって許されてしまう。そんな懐の深さを備えているところです。
M.E.  イタリア人はそれをどのように着ているのでしょうか。
赤峰  基本はシックカジュアルですよね。イタリア人は、彼らが大好きなラコステの白やネイビーのポロシャツと合わせて、下はウールのパンツや白のコットンパンツや5ポケットを合わせたりしています。ベージュのスエードと白のコンビネーションは、彼らの定番なんです。
M.E.  で、靴はスペルガの2750.
赤峰  そう。あと、トッズとかカーシューを素足で合わせたりですね。それがイタリア人のシックなカジュアルの装いの代表的なスタイルなんです。イタリア人の集まりに交じって一緒に食事をするときなんか、こういう格好で行くと、ごくごく自然に溶け込めます。下手にスーツを着ていくと、逆に浮いちゃったりすることもあるくらいです。
M.E.  なるほど。で、最後に着こなしのコツを教えてください。
赤峰  サイズ感ですね。僕はレザーに関しては小さめのフィッティングで着るように心掛けています。気分としては1サイズ下を選ぶ感じですね。で、ボタンの留め方で変化をつけたり、襟を立てて着たり。上手く自分なりのアレンジを加えてあげると、凄く雰囲気が出ると思います。それは今の時代の気分にぴったりとハマるんじゃないですかね。
 
 

◆赤峰塾長愛用のレザーブルゾン◆

画像(111x180)・拡大画像(200x324)

スエードブルゾンは薄いものほど価値があり
スキンのように薄いスエードが非常に贅沢な、今から24年前に購入したサルフラの一着。カーディガン感覚で着られる一着は、北イタリアのベルガモに工場を構える名門のサルフラのもの。(私物)

画像(123x180)・拡大画像(200x292)

オフホワイトのラムレザー製ライダーズブルゾン
イタリアのレザーファクトリーブランド、スチュワートのオフホワイトのラムレザー製ブルゾン。着丈は長めで、胸ポケットがポイント。赤峰さんのコレクションの中では、ややハード。(私物)

画像(129x180)・拡大画像(200x278)

Y.アカミネコレクションの貴重なアーカイブモデル
'04年頃に発表した、Y.アカミネのシープスキン製レザーブルゾン。スエードではなく黒の表革というのが、コレクションの中でも貴重な存在。赤のライン入りのリブがアクセントに。(私物)

◆赤峰塾長がオススメするレザーブルゾン◆

画像(113x180)・拡大画像(200x316)

ライニング付きの山羊革スエードブルゾン
薄くしなやかな山羊革スエードを用いたジップブルゾン。着脱可能なコットンカシミアのライニング付きで、保温性◎、着心地よさも◎の逸品です。39万9000円/バランタイン(アオイ)

画像(125x180)・拡大画像(200x286)

細身で洗練された人気ブランドの1着
下で紹介しているヴァルスターブルゾンは、今やイタリアの大定番品。人気ブランドのチンクアンタからも、やや細身のシルエットでラインナップ。12万750円/チンクアンタ(エディフィス 渋谷)

画像(118x180)・拡大画像(200x305)

1935年からの大定番 元祖ヴァルスターです
1911年、ミラノで創業したヴァルスター社が1935年に手掛けた「ヴァルスタリーノ」。ヴァルスターブルゾンの元祖とされる大定番品です。19万9500円/ヴァルスター(アッシュポール)

今月のおさらい

画像(320x199)・拡大画像(400x249)

 レザーブルゾンは真夏だろうと、シーンを問わず365日着られるアイテム
 レザーブルゾン、特にスエードのそれは、大人のシックカジュアルに欠かせない万能の服である
 レザーブルゾンは、ワンサイズ小さめを選んでパツパツに着るのが赤峰流スタイル
 基本アイテムだからこそボタンの留め方や襟の立て方などで自分なりの味つけを

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分   コメント ( 0 )

コメント

コメント投稿フォーム

名前:(この情報をCookieに保存させたい場合にチェック)
メールアドレス: (表示はされません)
URL: (名前にリンクされて利用されます)
コメント:
パスワード: (削除時に利用)

ページのトップへ ページのトップへ

2

2009


1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

PHOTO

だしが利いた服を

だしが利いた服を

アカミネ・ロイヤルライン受注会のご案内

アカミネ・ロイヤルライン受注会のご案内

OCEANS 9月号 連載#18

OCEANS 9月号 連載#18

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

リンク集

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2005 INCONTRO Co.,Ltd. All rights reserved.