AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2008年06月24日(火)

OCEANS 8月号連載 AKAMINE STYLE 目覚めよ、日本の男たち! [OCEANS掲載記事]

画像(138x180)・拡大画像(311x403)

マエストロ赤峰の「オトナ相談室」
仕事、家庭、子育て、そして愛・・・・・・などなど。
30〜40代のオーシャンズ世代にもなれば、
少なからず何かしら悩みのタネは持っているもの。
そんな皆さまの”駆け込み寺”として開設されたのが、このオトナ相談室。
皆さんの質問にお答えするのは、”人生のマエストロ”こと赤峰幸生氏。
今月も痛快なご意見で迷えるオーシャンズ読者に救いの手を差し伸べてくれるハズ!
では皆さん、ご一緒に! 教えてっ、マエストロ!


今月のテーマ
“最高の親孝行”

[今月の質問]
いつも楽しく「オトナ相談室」を読ませていただいております。私は2人の娘を持ち今年で結婚5年目になります。仕事も家庭ももちろん順調です。ですが、ここ最近、自分の両親のことがとても気になるんです。地方の高校を卒業して以来、大学入学とともに東京に移り住んだ私は、上京して20年ほどになります。ここ数年、私が実家に住む両親と会うのは、多くて年に2回ほど。今後も私の生活の基盤が東京であることはおそらく変わりないでしょう。そういう状態で既に還暦を越えた両親と、今後どのように向かい合っていけばよいのか。本当に喜ばれる親孝行の仕方とでもいうのでしょうか。何かアドバイスをください。(37歳・東京都在住・不動産会社勤務・Y・Iさん)

Q.親と離れて暮らす子供にはやはり回避不能な問題でしょう。これぞ、この世代特有のお悩みっ!いやぁ、この人は偉いっ!
  馬鹿やろうっ!てめぇはこんな深刻な問題にも、相変わらず軽い!自分が年をとれば、親が老いるのは当たり前。自分の存在は親があってこそ。そして、自分もまた子供が生まれ、年老いるのである。親の面倒について思い悩むことは、よいことだ。ご両親から深い愛情を受けて育ったという証でもある。(注1)『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』がベストセラーとなったが、それは地方出身者にとって「東京での親との同居」が身近な問題であったこともあるのだろう。親が地方に暮らし、子供が東京で暮らしている。もちろん一概に言えることではないが、親を東京に呼んで一緒に暮らすかどうかは、住んでいる土地への思い入れの度合いにもよる。同居の問題に限らず、親の立場になってみれば、必ずしも子供の面倒になりたいと思っているわけではない。今回投稿してくださった方の親御さんにも言えることであろうが、子供に迷惑をかけないために、親は往々にして子供に遠慮をするものだ。そして、子供は子供でそんな親の本当の気持ちを知らないまま時間だけが経っていくのだ。「便りがないのがよい便り」などという言葉があるが、結果的に十分な連絡さえとらずにいるというのが現状だろう。しかし、私に言わせれば、そんなのは間違っている。実際には、「便り」は必要だ。とはいえ、こういう手合いの問題はひとえに解決はできないし、正解と呼べる解決法もないだろう。だからこそ私は、今できることをしろ!といいたい。

Q.今できることをする、ですね。でも、物理的に距離の問題をクリアする、うまい親孝行ってあるんですか?
 何がうまい親孝行だ!てめぇ、ふざけるんじゃねぇ!親との距離など問題ではない。最も大切なのは、親への感謝を忘れずに、いつも大事に思う気持ちだ!てめぇはそれが、まるでわかってねぇ。とはいえ、確かに独身時代とはことなり、自分の子供もいる今では、さまざまな物理的な問題もある。では、そのうえでアドバイスをしよう。まずは、そうは言ってもなるべく親と一緒に過ごせる時間を作ってほしい。我が子を大切にすることと親を大切にすることは同じ意味を持つ。なぜなら、子供にとって祖父、祖母とのコミュニケーションはとても有意義なものだからだ。子供を叱れない親、子供の顔色を伺う親、子供に過保護な親など、現代の親子を巡るさまざまな問題がある。これらを避けるためにも有効な手段が、やはり祖父母の存在だ。本来親が子供に教えるべきことを代わって祖父母が教える、そういうことはとても多いのだ。同居をしろとは言わないが、自分の親を大事にして「近くに感じる」ことが、結果的に我が子のためになっているということはよくあることだ。
 私の知り合いに、親が結婚式のために東京に出てきて以来、一度も里帰りしていないという輩がいる。そんな輩に限って、親孝行したい、そう思ったときには親はなし、となる。何か贈り物をしたとて、それはそれ。電話で話すことも、それはそれ。実際に会って、会話して、同じ飯を食うことが最も大事なのだ。盆暮れに限らず、親に会いに行け。そして、親と離れて暮らしているのであれば、彼らの写真をリビングにでも飾るとよい。いつも彼らの存在を感じて暮らすのだ。それは、「何をしたか」や「金銭的なこと」ではなく、気持ちの面でしっかり親のことを考え、思う。そうやって、親の方を向いて生きるということが必要なのだ
 また、親に会いに行くということだけでなく、その逆も考えてほしい。もし、これから家を引っ越す、購入するという予定があるならば、その家に親が遊びに着たときに泊まれる部屋を用意してほしい。それは特別な日でなくとも、一年中365日いつでも来てもらって構わない、そういう心温かなメッセージになる。

画像(143x180)・拡大画像(400x501)

(→)和食・洋食を問わず、自分で何でも作れてしまうというマエストロ。今回は、なんとその腕前をご自宅で披露していただきました。結果はご覧のとおり。流れるような包丁さばきから、フライパンさばきなど、まさにプロ顔負けでありました。作った料理は、本場イタリアの味を知り尽くしたマエストロならではの、トマトベースのパスタ。もちろん、ばっちりアルデンテでありました。

Q.ジーン・・・・・・、身に染み入る思いです。ですが、自分の親と妻の親、それぞれの付き合い方に差が出てしまいがちですよね。
 また、この手の相談か。差があっていいわけはないだろう。結婚した時点で、妻の親も自分の親なのだ。自分の親だけ、なんてことは愚の骨頂だ。もし、妻がそうなのであれば、改めさせなくてはならない。妻が姑となった自分の親とうまくいかない、なんてことは昔からあることだ。ケースバイケースだから、その解決方法を語ることは難しい。しかし、妻の機嫌取りのために、自分の親よりも妻の親ばかりを大事にしているという輩も多いと聞く。ふざけるのもいいかげんにしやがれ!妻へのパフォーマンスはほかのことでしろ。妻の実家に行って、いつまでもお客様扱いされることに心地よさを感じるのは悪くはないが、本来は間違っている。酒を呑んで、酔っぱらって裸でも寝てしまえ。お前はもうその家の一員、つまり家族なのだから。

Q.誰もが避けられないのが「老化」です。親の介護という点について、老人ホームはひとつの有効な手段ですが、マエストロは入りたいと思いますか?
 てめぇ、このやろう!ずいぶんと話しが変わるな。私の場合?そうだな。甘えることは不得手だ。自分のことは何でも自分でする気持ちが強い。だから、子供の世話になりたいとは思わない。老人ホームに入ったほうが気楽かもしれないな。それはそれ。そのときにならねば、わからないものだ。お互い迷惑がかからないからという理由で、老人ホームに親を入れることができれば親は幸せ、という考え方をする輩もいるようだが、その判断には慎重に慎重を期すべきだ。自分が楽をするために、金だけで解決することだけはするな。年をとると子供に迷惑をかけたくないと思うのは親心だ。もし、老人ホームに入ることを親が了承したとしても、それが本心とは限らない。自分がその立場になったときどうしたいか、そのように考えを巡らせろ。とはいえ、さまざまな事情が絡み合った非常にデリケートな問題であるだけに、この質問には個人的な意見だけに留めよう。


Q.はいはい!仕上げは服装ですね?流行りのアメトラでビシッとキメて、おお、これが「品格」ですかぁ!
 てめぇは本当に、大馬鹿やろうかっ!毎回、話を聞いてやがるのか?親と過ごす時をとりたいのはやまやまだが、仕事が忙しくて時間が作れないだと?お前はへっぽこやろうか!忙しぶっているだけではないのか。忙しいのはお前にプライベートの時間を作る能力がないからだ、そう思え。仕事がデキるから忙しいと勘違いしていないか。仕事がデキないから忙しいのだ。どうしても時間が作れないなら、手紙を書け。絵を添えた絵手紙をおすすめしよう。電話をするのも悪くはないが、それでは言葉足らずになってしまう。親への思いは自分の字で、自分の言葉で示せ。手紙を受け取った親はことあるごとに何度も読み返すだろう。先ほども言ったが、便りはあったほうがいい。自分の子供にも言葉を添えさせたらなおよい。
 そして、もうひとつ。これもさきほど言ったが、家の中には子供の写真を飾っているか? その子供の写真の横に親の写真も置いたらどうだ。離れて暮らしているのであれば、いつでも親に思いを馳せることになる。子供にとっても祖父母が身近になる。
 親におねだりすることがあってもいい。子供に頼られ、何かお願いされることは親にとってうれしいものだ。何だと? 家のローンを助けてもらいたいだと。このうすらトンカチがっ! 気持ち、心の通じ合いのことを言っているのだ。昔よく食べた大根の煮物を送ってくれとか、梅干しの漬け方を教えてくれとか、そういった頼みごとだ。そしてそういった些細なことが、親とのコミュニケーションとなり、絆をいっそう強く深める。親のほうを向いて生きるということは、その絆をいつも感じて暮らすということだ。忘れるな、時間とは有限である。些細なことであっても今できる精一杯のことをする。それが、最高の親孝行である。

 
 
(注1) 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
作者リリー・フランキーの実体験を基にした長編小説。2006年と2007年にテレビドラマ化。2007年に映画化、舞台化されている。


 
 

画像(124x180)・拡大画像(250x362)

−近ごろのマエストロ−
最近、知り合いにうつ病になったものがいる。原因は仕事でのストレスだ。結果を求められて、それに応えようとしてストレスを溜め込んでしまった。何度も言っているが、上手に手抜きをしなければだめだ。サボるという意味ではない。大事なのは公私混同すること。仕事をしていても、プライベートと同じく、自分の楽しみを見つけなくては息が詰まる。数字ばかり、パソコンの画面ばかり見ていてはIT病になる。休日には家族と自然に触れなさい。音楽を聴きなさい。映画を観なさい。五感を使うことで、ストレスが軽減されるのだ。

■みなさんからの質問待ってます!
仕事から家庭、恋愛、そしてファッションetc.・・・・・・、日ごろ読者の皆さんが抱える悩み、疑問など、相談したいことを何でも教えてください。マエストロ赤峰がズバッと解決いたします!インターネットの場合は[ www.oceans-ilm.com ]へアクセスのうえ、「NEWS」から投稿してください。郵送の場合はハガキに @相談したいこと A氏名(ふりがな) B住所 C年齢 D職業 E電話番号 Fメールアドレス G「オトナ相談室」への感想 を明記し、〒162-0825東京都新宿区神楽坂6-42 オーシャンズ編集部「オトナ相談室係」まで。

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分 Permalink  コメント ( 0 )

OCEANS 8月号記事「名刺代わり」の腕時計の見つけ方 [OCEANS掲載記事]

画像(117x180)・拡大画像(300x458)

【人の視線が集まるような腕時計は好まない。自然となじんで見える、一体感が好ましい】

これ見よがしになるような、いかにも高そうな腕時計にはまったく興味がない。ブランドにも惹かれないし、新作がどうのという話にもまったく関心がない。腕時計を選ぶ基準は自分との一体感と着こなしとのハーモニー。だから、持っているのは使い込まれた腕時計ばかりで、黒革ベルトと茶革ベルトで靴や鞄など革小物と色合わせをしている。それと、手首を出っ張った骨の後ろに着けるのが流儀。昔はクラーク・ゲーブルやアーネスト・ヘミングウェイのように、腕時計が毛深い腕に埋もれているのが格好よく、優れたものだ。このオメガの腕時計は19歳のときに亡くした父親の遺品。以来、ずっと愛用している。いつかは息子に譲りたいと思っているよ。

画像(154x180)・拡大画像(300x350)

赤峰さんの一本
オメガ
「1940年代製アンティーク」

(写真右)●父から受け継いだオメガの腕時計。1940年代ごろのもので、イエローゴールド製の小ぶりなスクエアフェイス。ベルトはステッチの入っていないダークブラウンレザー。エイジングによる革の風合いがとても味わい深い。
(写真左)●15年ほど前に伊フィレンツェのアンティークショップにて購入したブローバ。茶のクロコダイルベルトの使い込まれた風合いが魅力的だ。

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分 Permalink  コメント ( 0 )

2008年05月24日(土)

OCEANS 7月号連載 AKAMINE STYLE 目覚めよ、日本の男たち! [OCEANS掲載記事]

画像(138x180)・拡大画像(311x403)

マエストロ赤峰の「オトナ相談室」
仕事、家庭、子育て、そして愛……などなど。
30〜40代のオーシャンズ世代にもなれば、
少なからず何かしら悩みのタネは持っているもの。
そんな皆様の”駆け込み寺”として開設されたのが、このオトナ相談室。
皆さんの質問にお答えするのは、”人生のマエストロ”こと赤峰幸生氏。
今月も痛快なご意見で迷えるオーシャンズ読者に救いの手を差し伸べてくれるハズ!
では皆さん、ご一緒に!教えてっ、マエストロ!

今月のお悩みキーワード
“日本人の品格”

[今月の質問]
毎月「オトナ相談室」の痛快なマエストロ節に、深く感銘を受けています。突然ですが、私はいわゆる帰国子女で、子供のころから海外の文化に深く浸ってきました。現在も日本にある外資系企業で、さまざまな国籍の人々とともに働いています。最近特に「日本人」である自分を強く意識することがよくあります。果たして、日本人としてふさわしい「品格」を身に付けられているのか。30代半ばにしてお恥ずかしいかぎりですが、正直その自身はありません。今からでも間に合うのであれば、マエストロにぜひ「日本人としての品格」を身に付けるためのヒントを教えていただきたいと思っています。(36歳・兵庫県在住・外資系メーカー勤務R・Kさん)


 

Q.うわぁ、この深刻な悩み、どうしましょう?「品格」ブームに完全に乗り遅れちゃっていまさら難しいですよねっ?マエストロッ!
 やかましいわ!ブームだトレンドだ、お前はブンブンとカナブンのようにうるさい男だな!「品格」がブームだと?てめぇ、ふざけるな!まったく、これだから「品格」を失った世の中だと嘆かざるを得ない。だから、「品格」について書かれた本などが売れてしまうのだ。実に嘆かわしい。「品格」、そしてそれが満たされる所作とは本来、誰かから教えてもらうものではない。自然と備わるものである。とはいえ、そういった本が売れるということは、「品格」を持ちたいと思う輩が多いということの裏返し。かすかな望みが見出せそうだ。悩みを寄せてくれた読者の方も、海外経験や職場の環境が、「日本人としての自分」を俯瞰して見ようと思わせるきっかけになったのだろう。
 「品格」とは、毎日の暮らしぶり、そして長きに渡る生きざまに現れる。まず、すべての基本となるのは他者への配慮を念頭に置くという姿勢である。自分がよければそれでいい。そんな輩のなんと多いことか! タバコのポイ捨てなど、愚の骨頂だ。耐震強度偽装問題、賞味期限切れ問題、そのすべてに通じるのは、自分たちさえよければいい、という愚かな考え方だ。「品格」のある人とは、人に生かされていることを知っている。目の前の茶碗のごはんにありがたみを感じることができる。何事にも常に、感謝の気持ちを持ち得る人であってこそ、「品格」が備わり得るのである。「品格」に関する本を読むことは悪くない。問題なのは、読んだだけで「品格」を備えた気になっている輩がとっても多いのではないかということだ。あなたの行動が変わらなければ、習慣は変わらない。習慣を変えなければ、人は変わらないのだ。今回の相談者は、立派な経歴と社会的立場をお持ちのようだが、それは同じだと心得ていただきたい。「品格」のある人になりたいと願うことは素晴らしいことだ。まずは、自分自身の普段の行動を顧みてほしい。そして、感謝の気持ちを抱いて生きているか、いま一度自分に問い正してほしい。

Q.では、日本人らしい「品格」とは具体的にどういうことなんでしょう?マエストロ、簡単に教えてっ!
 てめぇ、このやろう。何にも聞いてやがらねぇのか!とはいうものの、お前に限っては難しく言うわけにはいかないな、まぁ教えてやろう。そもそも「品格」とは何か。確かに、その答えをひと言で提示するのは難しいが、日本人が昔から持ち続けている「謙虚さ」、「礼儀正しさ」、「思いやり」といった道徳観と言い換えることができるだろう。しかしそれらは、今やすっかり薄れてしまった。農耕民族である日本人は、それらの道徳観念を生んだ、よい意味での「集団主義」であった。しかし、今や「個人主義」がまかり通っている。競争社会の弊害として「合理主義」も極端化し、一切の無駄が省かれている。生活における日本古来からの「情緒」も消えかけている。ITの進化により、何よりもスピードが求められ、生活のゆとりがないのだ。住みやすい社会は、日本人が失いかけているよき道徳観なくしては、成り立たない。では、何が必要か。答えは、「日本人が日本人に還る」ことである。

画像(134x180)・拡大画像(400x536)

(→)休日になると、よく画材道具一式を持ってひとりでスケッチに出かけるというマエストロ。この日は、自然の木を被写体としてペンを滑らせるように絵を描かれていらっしゃいました。木の模様の隅々までを捉えようとするその目は、なんとも気迫のあるものでした。こうやって絵を描いていると、声を掛けられることも多いそう。その出会いというのもまた、スケッチをするひとつの醍醐味なのだとか。

Q.え?日本人に還る?必要なのは、昔の日本人を顧みることよりも、このIT社会を生き抜く「進化」では?
 馬鹿やろう!何が進化だ!日本、そして日本人について何も知らねぇで、何を言ってやがる。おととい来やがれっ!
 進化と言えば聞こえがいいが、言葉だけで実態が伴わなくていったい何になる。そして、日本人としての「品格」に必要なのは、日本特有の物事をしっかり知ることから始めるべきだと言いたい。
 まずは日本語だ。パソコンばかりを使う習慣が定着しきって、自分で文字を書かなくなっている。メールに依存してばかりいるから、手紙のよさを知らない。自分で文字を書くことは面倒だと、わざわざ紙とペンを用意することをしない。文字だって十人十色で、形や筆圧に書いた人の心が現れる。それはメールではとうてい伝えきれないものだ。大正、明治の人には皆、自分の字がある。特段にうまく書こうなどと思う必要はなく、自己流で大いに構わないのだ。そういえば、私は父に届いていた年賀状の文字をよく思い出す。それらの字は実に書き手の心が現れていた。書き手の人柄が、手に取るように伝わってくるのだ。自分らしい字を書けるか、またそいう字に「情緒」を見出せるかが大切なのである。私は誰に習ったわけでもないが、うまい文字を見て、それを手本としている。(注1)富岡鉄斎の文字を見てみよ。字が上手だとか下手とか、そういった判断はできないが、実に趣があるではないか。さらに、私は日本人の心を表すために、外国の友人宛には(注2)スマイソンの紙に筆で文字を書くことがある。そこには日本人ならではの、私ならではの心を宿しているつもりだ。文字に限ったことではない。言葉遣いも然りだ。例えば手紙を書く際、あなたはその冒頭に何と書く?ありきたりの季語を引用してはいないか?それが常識だとでも思っているならば、「品格」を身に付けるにはまだまだだと思われたい。日本語にある季語という美しい言葉を、その意味を考えずただ引用する。そこには、「情緒」のかけらもない。そうではなく、あなたが手紙を書くその日、その季節に対して、感じたことを、そのまま言葉にすればよいのだ。そうして初めて、手紙に書き手の心が宿る。「品格」を持ちたいと願うのであれば、手紙を書いてみよ。面倒に思えることが、無駄に思える時間が、心に余裕をもたらし、殺伐とした毎日のよき句読点となるのである。

Q.なるほど、つまり「ゆとり」ですね。それでは具体的に、普段マエストロが実践していることはありますか?
 私は東京生まれの東京育ちだ。そのせいか、ことのほか自然に触れたいと思っている。森に行けば、木に触れる。木に頬擦りをして、匂いをかぐ。子供と一緒に川縁を散歩もする。そして、木の名前、花の名前、鳥の名前、昆虫の名前を教えるのだ。そうやって自然の中で過ごすことにより、日本という国ならではの四季を肌で感じるのだ
 四季は食べ物でも感じる。イタリア料理もフランス料理もいいが、日本料理のよさは四季が色濃く反映されていることだ。食に関する日本人のデリケートさは世界一である。手触り、歯触り、舌触りが鋭い。「品格」を持とうとするならば、食を通じて四季を感じる敏感な感性を養うことだ。そして、それを子供とともに実践してほしい。


Q.はいはい!仕上げは服装ですね?流行りのアメトラでビシッとキメて、おお、これが「品格」ですかぁ!
 このうすらトンカチがっ!いい加減にしやがれ!服装で大切なのは、流行なんかよりも同じ空間にいる人に不快な思いをさせないことだ。T.P.O.の真意は、そのとき、その場に適した服装をすることで他者への配慮が行き届いていることにある。手本とするなら英国紳士だ。イタリア人は素晴らしい服装を評して「ケ モルト イングレーゼ(何と英国的なのだ!)」と言う。それは控えめで、周りにいる人を引き立てる「品格」のある服装だ。そしてそれは、実はデリケートな日本人の美学にとても通じることなのだ。
 また、日本人ならばやはり着物を着ていただきたい。何より着物を着ることで日本人であることを実感できるからだ。袂を気にしたり、あぐらをかいたり、その所作に日本人らしさが現れる。「日本人に還る」。その手段のひとつとして、着物は実に有効だ。
 失われた「品格」。それは、つかの間の快楽に身を委ねているからではないのか。四季の移り変わりを自覚しているか?そこに「情緒」を見出せているか?見落とすどころか、何も感じていないのではないか。生き急いでいるならば、そろそろ立ち止まるべきだ。耳を傾けるべきだ。そうすれば、心は澄んでくる。見えないものが見えてくる。今まで感じなかったことを感じるようになる。本来あるべき日本人に還ることができる。そう、その姿こそが、ほかでもない日本人としての「品格」と言えるのだ。

 
 
(注1) 「富岡鉄斎」
明治、大正期の文人画家、儒学者。日本最後の文人と謳われる。京都生まれ。


(注2) 「スマイソン」
1887年に創業、ロンドンのニューボンドストリートに店舗を構える英国王室御用達の文房具店。特に1892年に開発された薄い青色の「フェザーウェイトペーパー」と呼ばれる紙は、スマイソンの代名詞。


 
 

画像(137x180)・拡大画像(250x327)

−近ごろのマエストロ−
「5月は植木の季節である。私は季節を感じることができる実がなる木を好み、イチジクやグミを植えている。先日、サクランボの木を新たに植えた。生きるものを育て、愛情を注ぐことで人の心は安らぎを得られる。ゴールデンウィーク前には休暇をとり、沖縄で過ごした。感激した訪問地は「ネオパークオキナワ」。熱帯地方の動植物が自然のまま飼育され、子供と一緒に、生き物と垣根なしに触れ合えた。都会で暮らす私にとっては、実に貴重にして、大切な機会であった」

■みなさんからの質問待ってます!
仕事から家庭、恋愛、そしてファッション・・・・・・etc.、日ごろ読者のみなさんが抱える悩み、疑問など、相談したいことを何でも教えてください。マエストロ赤峰がズバッと解決いたします!インターネットの場合は[ www.oceans-ilm.com ]へアクセスのうえ、「NEWS」から投稿してください。郵送の場合はハガキに @相談したいこと A氏名(ふりがな) B住所 C年齢 D職業 E電話番号 Fメールアドレス G「オトナ相談室」への感想 を明記し、〒162-0825東京都新宿区神楽坂6-42 オーシャンズ編集部「オトナ相談室係」まで。

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分 Permalink  コメント ( 0 )

2008年05月13日(火)

Akamine Royal Line 08SS SAMPLE SALE [サンプルセール]

日頃よりアカミネブログをご高覧いただき誠に有難うございます。
来る5月22日(木)、23日(金)、24日(土)の3日間、
白金台のオフィス兼ショールームにて
『08SS Akamine Royal Line SAMPLE SALE』を行います。
詳しくは、下記及び以下DMご案内掲載内容をご確認ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

(株)インコントロ スタッフ一同

画像(209x320)・拡大画像(390x596)

■出品アイテム
ジャケット(一部44、46、50サイズ有り)、スーツ、トラウザーズ、
バミューダ、シャツ、ネクタイ(伊企画)

■開催時間  10:00〜19:00
※24日(土)は17:00までとさせていただきます。

■INCONTRO MAP
印刷用地図】  【Yahoo!Maps

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分 Permalink  コメント ( 0 )

2008年04月24日(木)

OCEANS 6月号連載 AKAMINE STYLE 目覚めよ、日本の男たち! [OCEANS掲載記事]

画像(138x180)・拡大画像(311x403)

マエストロ赤峰の「オトナ相談室」
仕事、家庭、子育て、そして愛……などなど。
30〜40代のオーシャンズ世代にもなれば、
少なからず何かしら悩みのタネは持っているもの。
そんな皆さまの“駆け込み寺”として開設されたのが、このオトナ相談室。
皆さんの質問にお答えするのは、“人生のマエストロ”こと赤峰幸生氏。
今月も痛快なご意見で迷えるオーシャンズ読者に
救いの手を差し伸べてくれるハズ!
では皆さん、ご一緒に!教えてっ、マエストロ!


今月のお悩みキーワード
“父と子”

[今月のお悩み]
毎号「大人相談室」を拝読しております。ところで赤峰氏にお子さんはいらっしゃるのでしょうか?結婚して2年目に授かった我が子は、この春、小学校に入学します。そこで子育てについて、マエストロの意見をお聞きしたいのです。私の父は厳格な人でした。しかし、私は子供を叱ることが上手くできません。甘やかしてばかりです。父と子の理想の関係について教えてください。(36歳・神奈川県在住・医療関係会社勤務T・Sさん)

 

Q.今や父親の、かつての威厳は失われました。時代は男性に、家事のできる心優しい主夫としての素質を求めているのですっ!
 てめぇ、このへっぽこやろう!何でも時代のせいにするな!お前のような輩ばかりだから、日本がどんどんだめになっていくのだ。私が子供だった自分と今では時代背景がずいぶんと変わった。女が家にいて、男は外で働くという形態ではなくなった。女性の社会的地位が向上したという意味では素晴らしいことだが、だからといって男が家庭のことだけを任されていくことはいかがなものか。それは仕事をバリバリやって亭主関白になれ、ということではない。私も子供を持つ父親であり、掃除もするし洗濯もする。しかし、女化しているわけではない。父はあくまでも男であり、昔も今も父と子の関係に違いなどないのである。
 現代の親は子供に過剰にかまいすぎだ。まるで、腫れものにでも触るような扱いだ。子育てにさえも“事なかれ主義”がまかり通っている。子供の機嫌をとることが、いい父親だと勘違いしていないだろうか。子供を叱れない心優しい父親だと?それで子供が立派に育つわけがないだろう。子供をしつけるのは誰の役目だ。彼らのためになることは何なのか。そんなことは改めて言うまでもない。

画像(129x180)・拡大画像(400x555)

(→)とある休日の昼下がり。なんとこの日は、自宅からほど近い多摩川で「ザリガニ獲り」に興じるマエストロを発見!自称ザリガニ獲り名人と語るマエストロは、まるで洋服の生地を見るかのような鋭い眼光でザリガニを探索。その腕前は確かなもので、シーズン前にもかかわらず見事に捕獲に成功!この日出会った、小さな命は「オーシャン君」と名付けられ、今日も元気に編集部で育てられています。

Q.なるほど。おっしゃるとおりですね。では、マエストロが実際にお父さまにどのように育てられたのか教えてください!
 かつて自分の受けたしつけは、その良し悪しは別として、我が子へのしつけのベースになる。私の父は旧農林省に勤務し、地理の研究者だった。酒豪で無口。日曜日になると剣道の稽古で、ずいぶんと鍛えられた。作法にも厳しく、食事中に足を崩したり肘をついたりすると、容赦なく叩かれたものだ。ある日、遊び疲れた私が食事中に居眠りをしてしまった際などは、家から放り出され、泣けどもわめけど許してもらえなかったものだ。その夜、犬小屋で飼い犬を抱いて寝たことを今でも覚えている。正月のおせちは父が箸をつけるまでは誰も食べない、そんなことがごくごく当たり前の時代だった。何しろ、私は父のことを「お父さま」と呼んでいたくらいであるから。ともかく、父にはそれくらい威厳があった。無論、それはそういう時代であったからで、それがそのまま現代に通じるとは毛頭思っていない。しかし、私の今の生活態度はすべて父から学んだ。無口ではあったが、父の背中は実に多くのことを雄弁に語っていた。今思えば、どの家の父親よりも、そうやって無言の会話を交わしていたのだと思う。
 教育方針は子供の得意なことを伸ばすものだった、と思う。私は絵を描くことが好きで、小学校に上がると絵画教室に通わせてもらった。やらされたのではなく、やらせてもらったのだ。今の親が自分たちの都合で、子供と接する時間をできるだけ少なくするための、時間稼ぎ的な習い事とはわけが違う。絵画を幼少の頃に学んだことは、その後の人生に色濃い影響を及ぼした。19歳のときには(注1)ピエール・カルダンにデッサンが認められ、パリのアトリエで修業を積むために渡仏する運びとなった。しかし、その直前に父が他界。経済的な理由もあり、渡仏を断念する運びとなった。それでも服飾の仕事に携わるうえで、どれほど絵を学んだことが役に立っているか。休日に時間さえあれば、今でも絵を描くことがある。海外に行ってもスケッチをする。そのときどきに、私は父から受けた恩恵を改めて思い知らされる
 今はいい学校に親が入れたいために、進学塾に通わせる。子供の教育を他人任せにアウトソーシングしているのだ。とりあえず、有名な大学に行かせたい。だがそれは所詮、まやかしにすぎない。とりあえず大学を出て、それがいったい何になるのだ。それよりも何よりも、我が子が何をやりたいか、どんなことに興味を持っているかを、一番近くにいる親が知らねばならない

画像(139x180)・拡大画像(300x387)

Q.では、マエストロはお子さんにどのような「服育」をされてますか?もちろん“お洒落さん”なんですよね?
 馬鹿やろう!相変わらず、お前の質問はなんて稚拙なのだ。私は子供をお洒落に着飾ろうなどと、微塵にも思わない。最近では子供服の高級化が進んでいるようだ。雑誌でもよく目にするようになった。しかし、チャラチャラと親の身勝手で子供を着飾るのは、まるで子供をペットと勘違いしているかのようだ。子供を見せびらかしのための道具にすることだけは避けたい。私は子供に必要以上の贅沢をさせない。着させる服はなるべくベーシックを心掛ける。普通でちゃんとしている、それが子供らしい服と言えるのだ。高価な服でなくとも、「服育」はできる。どういうことか。平たく言えば、日常のT.P.Oを肌で覚えさせるのだ。どこかに出かけるときには、その場所と時間に合った服装がいかに自分だけでなく周りの人を心地よい気持ちにさせるかを子供のときから肌身で知ってほしいからである。私の幼少時代、正月になるとまっさらな白の下着が用意されていた。新年の始まりを身ぎれいに迎えるためだ。これは、日本らしい風習のひとつであろう。日本には洋服の文化がない。などという私の言葉と矛盾するが、これはT.P.Oに合った装いを考えるうえで、とても重要な意味を持つ。私自身、今でもそのことをきちんと憶えている。そして、私も子供に同じことを実践している。お洒落がどうこうではない。もっと根本的な服のあり方を教え、そこから生活態度のあるべき姿を理解させる。それが、しつけというものであろう。

Q.では、失われた威厳を取り戻すための、マエストロならではのとっておきの「子育てのコツ」を教えてください!
 てめぇ、コツを教えてくれだと?ふざけるのもこれを最後にしやがれ。子育てにコツなどあるものか。それに子育てとは千差万別。親になって初めてわかる、正解はひとつではない。だが、あえて私なりにアドバイスを送るとすればこうだ。「自分もかつては子供だった」ということをいま一度考えろ。子供の身長が80cmであれば、その高さの目線になれるかどうかですべてが決まる。森でも川原でも公園でも家の中でも、どこであれ、子供の目線になれば目の前の世界が変わり、そこで初めて見えるものがあるのだ。子供に対して、過剰なかまい方をするあなたは、「自分の高さ」からだけで子供と対話していないだろうか。教え導くことにのみ過剰な責任を感じていないだろうか。だとしたら、一歩引いて考えてほしい。親は子供から多くのことを学ぶ。教えているつもりが、実は自分が教えられている。子育てとはそういうものだ。子供の五感は鋭く、感じたことをストレートに話す。おいしいものには素直においしいと言い、おいしくなければ、素直にそう言う。面白いことには自然と目を輝かせる。そこには何の損得勘定もない。大人が忘れてしまっていることを子供が教えてくれる。子供から親がしつけられることは、ことのほか多いのである。子供の教育に迷ったら自分が子供だったことを省みることだ。そして、必ず「子供の高さ」で対話すること。子供のころに観た、映画「(注2)ベルリン・天使の詩」や「(注3)赤い風船」は、大人になって改めて観ると、また違った見え方をするものだ。幼少時代の気持ちを思い返せば、自ずと子供との接し方も変わるはずである。
 だが一方では自分が子供にとって、お手本とならねばならない。食べ方や話し方、そして生き様すべてが、である。子供は親を見て育つ。私が父親から厳しく育てられたように、自分の子供を育てることはない。しかし、私は子供に自分の生き様をありのままに見せる。重要なのは、そこで自分が筋の通った生き方をしているかだ。その生き様に芯があるか、である。父親が自分の人生を誇れるなら、それは子供へと自然に伝わるはずなのだ。女は子供を産み、本能的に女から母親になる。しかし、男は違う。子供を授かったとはいえ、それだけでは父親にはなれない。子供と暮らしていく中で、次第に父親として成長していく。最も大切なのは「子供の目線で子供から学ぶ姿勢」だ。コツではなく、それは心がけ。たったそれだけで、目の前の世界は変わり、子育ても変わる。そうすれば、父親の威厳を取り戻すなど造作もない。


 
(注1) 「ピエール・カルダン」
フランスのファッションデザイナー。前衛的なスタイルでオートクチュールブランドを立ち上げ、1970年代に一世を風靡した。


(注2) 「ベルリン・天使の詩」
ヴィム・ベンダース監督による、1987年公開のフランスと西ドイツの合作。ペーター・ハントケ原詞の「わらべうた」が冒頭に流れる。


(注3) 「赤い風船<」
アルベール・ラモリスの脚本、監督作品。1956年カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した、同脚本、監督による「白い馬」と併せて、今年の7月にシネスイッチ銀座にてリバイバル公開される。


 
 

画像(118x180)・拡大画像(150x227)

−近ごろのマエストロ−
「世の中、リスクのたらい回しが日常的だ。イージス艦、暫定税率問題に関しても然り。責任の所在が明確ではなく、なんでも曖昧にする。俺がやらなくて誰がやる、という骨のある政治家がいない。筋が通っていないのだ。私は自分が作る服には責任を持つ。自分の生き様をかけた、芯のある服を作る。奇抜なことは一切しない。普通に見えて、ただの普通ではない。そんな服だ。近ごろの世相を感じるにつれ、筋の通った生き様の男が少なくなっているのではないかと不安に思っている」

■みなさんからの質問待ってます!
仕事から家庭、恋愛、そしてファッション・・・・・・etc.、日ごろ読者のみなさんが抱える悩み、疑問など、相談したいことをなんでも教えてください。マエストロ赤峰がズバッと解決いたします!インターネットの場合は[ www.oceans-ilm.com ]へアクセスのうえ、「NEWS」から投稿してください。郵送の場合は官製ハガキに @相談したいこと A氏名(ふりがな) B住所 C年齢 D職業 E電話番号 Fメールアドレス G「オトナ相談室」への感想 を明記し、〒162-0825東京都新宿区神楽坂6-42 オーシャンズ編集部「オトナ相談室係」まで。

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分 Permalink  コメント ( 0 )

2008年04月09日(水)

繊研新聞掲載「10年着られる大人服」 [繊研新聞掲載記事]

画像(175x180)・拡大画像(624x640)

繊研新聞2008年4月9日付け記事「10年着られる大人服」に掲載されました。

Posted by インコントロ STAFF at 00時00分 Permalink  コメント ( 0 )

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

7

2008


    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    



赤峰 幸生 (あかみね ゆきお)

● イタリア語で「出会い」の意のインコントロは、大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワークのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマにした自作ブランド「Akamine Royal Line」の服作りを通じて質実のある真の男のダンディズムを追及。平行して、(財)ファッション人材育成機構設立メンバー、繊研新聞や朝日新聞などへの執筆活動も行う。国際的な感覚を持ちながら、日本のトラディショナルが分かるディレクター兼デザイナーとして世界を舞台に活躍。 Men’s Ex、OCEANSに連載。MONOCLE(www.monocle.com)、MONSIEUR(www.monsieur.fr)へも一部掲載中。

PHOTO

OCEANS 2月号連載 AKAMINE STYLE 目覚めよ、日本の男たち!

OCEANS 2月号連載 AKAMINE STYLE 目覚めよ、日本の男たち!

別冊付録「MEN'S EX Eyewear」記事

別冊付録「MEN'S EX Eyewear」記事

MEN'S EX 3月号 平成の寺子屋 赤峰幸生の上級ファッション塾 連載vol.15

MEN'S EX 3月号 平成の寺子屋 赤峰幸生の上級ファッション塾 連載vol.15

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

リンク集

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2005 INCONTRO Co.,Ltd. All rights reserved.