AKAMINE BLOG

メンズファッションディレクター 赤峰 幸生のBLOGです。

2009年10月24日(土)

OCEANS 12月号連載 AKAMINE STYLE 目覚めよ、日本の男たち! [OCEANS掲載記事]

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マエストロ赤峰の「オトナ相談室」
仕事、家庭、子育て、そして愛……などなど。
30〜40代のオーシャンズ世代にもなれば、少なからず何かしら悩みのタネは持っているもの。
そんな皆さまの“駆け込み寺”として開設されたのが、このオトナ相談室。
この2年間、皆さんのにお答えしてきたのはのは“人生のマエストロ”こと赤峰幸生氏。
愛情たっぷりのマエストロのエールは、皆さまの心にどれだけ響いたでしょうか。
そして、今月はその25回目にして、な、な、な、なんと最終回っ!
そんなわけで、皆さんご一緒に!ありがとう、マエストロ!


今月のテーマ
“格好いい生き方”〜最終回〜

[今月の質問]
赤峰さん、いつもお世話になっております。オーシャンズの編集長・太田です。今回をもちまして、3年間続いたマエストロの連載にひと区切りをつけることになりました。創刊当初は装いの“粋”について教わる趣旨の連載でした。しかし、読者の皆さんはマエストロの人間性に深く興味を持ったようで、いつしか個人的な悩み相談のハガキが届くように。こうして、現在の「オトナ相談室」へと発展。マエストロには、毎月ありがたいお言葉とともに悩める読者を勇気づけていただきました。この場を借りて、御礼申し上げます。大先輩からいただいた“名言”の数々は、生涯忘れません。最終回となる今月は、僕らにいつも見せていただいた、その“格好いい生き方”についてぜひご教示いただけないかと思っております。(37歳・オーシャンズ編集長・太田祐二)

 
 

Q.いやぁ〜、格好いい生き方ですか。そういえば、マエストロの言葉にはいつもそう思わせる力がありました。そして、僕らはそのたびに、うっとりとしたもの。だけど、現実を見れば世の中は大不況。時節柄、格好よく生きるなんて土台無理な理想話じゃないっすか?
 この大ばか野郎がっっっ!!今までキサマに言ってきたことをもう忘れたのか?まさに馬の耳に念仏。お前には結局何も伝わらなかったということか。格好よく生きる。この根底を支えるのは、これまで何度も述べてきた「ゼロベースの精神」である。これを貫けば、不景気なんぞ屁でもないはずだ。不況自体は恐れるに値しない。ただ、本当に怖いのは不況によって、今までのあらゆる基準や価値観の変化を、従来よりも劣ってしまうと錯覚してしまう人間の性根である。収入、食事、服、住居、その他あらゆる嗜好品・・・・・。これまで、当たり前のように享受してきたものがそうでなくなってきた。しかし、よくよく考えてみろ。それは本当に生きるために必要なものなのか?果たして、自分の内面を本当に豊かにするものなのか?まずは、すべてを見直してみることだ。もし、それが見栄や贅沢、あるいは周囲や世間に対する面目や体裁にとらわれているだけであるならば、この大不況は自分の生活にこびりついたアカを落とすまたとない機会である。己の心を満たす基準や価値観を、何かと比較して作ってはいけない。それで一喜一憂しているなんて、格好いいわけがないだろう。己の五感を研ぎ澄ませ。そして、何事にも自分だけの絶対的な物差しを持って向き合っていくべきだ。格好いい生き方には、既成の概念など無用の長物である。
 かくいう私は、常にゼロベースの精神でやってきた。お金があればパッと使うし、なくなったら使わない。カードも使わないし、借金もしない。身に着けるものは上等のものを選ぶが、それは長く使うため。所有する数も最小限だし、流行に流されないものを選ぶ。仕事もそう。もし、自分が経営している会社にもしものことがあるとしよう。私は翌日から何のためらいもなく、20代のころのように、服を売るために日本中を這いずり回るだろう。ただハイエースが1台あれば、何も必要ない。私にはその覚悟がある。行住坐臥、こんなふうに過ごしていれば、不況などまさにどこ吹く風である。ゼロベースの神髄とは、あればあるなり、なければないなり。己の身の丈を真に理解すれば、その道に敵はない。

Q.何物にも左右されない。そして、常に初心を忘れない。これぞ赤峰イズムの真骨頂!武士道に通じるものがあります。ただ、僕ら現代の武士にとって、刀は何よりも見てくれが大切!格好いい生き方には、やはり格好いい刀が不可欠ですものね?
 このスカタン野郎が!お前は最後の最後まで聞き分けのないすっとこどっこいだ。刀は見てくれが命だと?ふざけやがって。きらびやかな装飾が施されていても、切れない刀であれば何の意味もないだろうが。見てくれはボロでも構わない。大切なのは、その切れ味。体裁ばかりにこだわった武士の帯刀は、中身のない男と何ら変わりがない。その虚栄心を捨てなければ、格好いい生き方など永劫叶わぬと心得てほしい。
 今日、ブランドものをこれ見よがしに身に着けたり、ひけらかしたりする奴は、性根が臆病者だ。そもそも心も経済的にも充実している人間が、見栄を張る必要があるか?何かに不安があるから、小手先で羨望を集め安心を得ようとする。そんなのは、大の男がするもんじゃあない。ものをひとつ買うにしても、銘柄や値段にとらわれるな!必ず己の物差し、つまり心に響くホンモノを選ぶこと。これが人生を豊かにし、格好いい生き方の下地となるはずだ。己が定め、己が認める絶対的な基準。格好いい生き方を実践するためには、これが最低にして最高の条件となる。男は見た目よりも中身なのである。
 

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(→)マエストロは自他共に認める仕事好き。「赤峰幸生」を作る仕事場は、いったいどんな場所?そんな疑問から、今月はマエストロの仕事場をこっそり覗き見・・・・・。すると、この日もせっせと仕事に精を出す姿をキャッチ!早朝にもかかわらず、スーツの原料といえる生地を黙々と眺めているではありませんか!「一日のうちで朝の光が最も透き通っている。だから、生地の良し悪しを見極めるにはこの時間帯が理想」。そんなふうに語るマエストロの目は、まるで大志を抱く若きビジネスマンそのもの。取材陣一同、終始感心させられっぱなしでした。今月で連載はひと区切りをつけますが、今後とも“格好いい生き方”をご指導いただく大先輩としてよろしくお願いいたしますっ!

Q.ひょえーっ!男は中身!やっぱりマエストロのトークは、切れ味が抜群です!それに、いいものを見抜く眼。これって相当な眼力がないと難しいんじゃないですか?
 心を豊かにしてくれるものを見抜く方法。それは美意識のみに頼ったものにあらず。私は、靴下一足買うにしても、そのものが完成するまでに費やされた時間と手間に思いを馳せる。ブランドネームなど一顧だにしない。作り手の熱意や誠意が伝わってくるものを買う。合理性や利益のみを追求した掛け算の仕事ではなく、じっくり積み上げられた足し算の仕事。これには専門的な知識など必要ない。ひとつのものをじっくり見れば、誰にでもわかるはずだ。
 これは、何も買い物だけに限った話ではない。今、世の中は「安い」「早い」「便利」ということに、異常な価値が置かれている。聞くところによると、最近の若者は映画館にも行かないし、酒場にも行かないという。酒は家でダラダラと飲んで、映画はソファにゴロゴロと寝転びDVDを観るというのが、主流になりつつあると聞く。そんな輩が本当に多いのであれば、これは大いに嘆かわしいことである。
 映画館には映画の味を高める雰囲気があるし、酒場には酒場にしかない酒の匂いがある。吉行淳之介に「街角の煙草屋までの旅」という名エッセイがあるが、それこそ近所をぶらぶら歩くだけでも、自分次第で一度の旅に負けないくらい想像力を掻きたてられるものになるのだ。こうした機敏を味わうことが心を豊かにする。
 最近は「ラグジュアリー」という言葉をよく耳にする。しかし、このラグジュアリーという言葉は、使う人によって趣が異なる、実に意味深長なものだ。今のメディアを見ていると、ただ価値が高いことだけがラグジュアリーであると言っている気さえする。由々しき問題を通り越して、情けなくなってくる。
 私は「ラグジュアリー」とは、すなわち「時間」であると考える。すべてが高速化・合理化していくなかで、丁寧に料理されたものを食い、誠実な仕事がなされた道具を使って暮らす。イタリア語で言う「ファット・ア・マーノ」(手づくり)の精神。こういったものに囲まれた生活には、お金では決して買えない、心の贅沢がある。

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Q.な、ななるほど〜っ!相変わらずマエストロの人生訓は尽きませんねぇ〜。では最後に、読書の皆さんにひとつ檄をお願いします!
 この2年間、たくさんの読者の悩みに触れてきた。悩んでいる内容も実に多彩。些細なこともあれば、思わず唸ってしまう深い悩みもあった。そう、生きることは本当に難しいことだらけ。では、どう生きるべきか。私もいろんなことを言ってきたが、人生とは何であるかを、今もってわかっているわけではない。
 ただ、ひとつ確かなのは、「心の声に耳を傾けろ」ということだ。人生を左右する決断の時、危機に陥った時、私は一度深く呼吸をし、自分がどうしたいのか、心に耳を傾けた。そして心の赴くままに正直に行動した。もちろん、間違ったことも損をしたこともあった。しかし、後悔は一片もない。私は小さいながらも会社を経営しているが、そんなものはただの結果でしかない。心の声に正直に生きることができれば、一文無しで、どこで何をしていようと、後悔など決してしないだろう。
 もし今、行き方に悩んでいるなら、今一度、考えてほしい。周囲や誰かの価値観に頼ってなんとなく生きていないか?体面や見栄で生きていないか?思い当たる節があれば心の声を聞いてみてほしい。悩みの解決の糸口が、見えてくるはずだ。
 文豪・井上靖は、晩年に「生きる」という作品を残している。ガンで生死の境をさまよった彼自身が、奇跡的に退院し、自宅で小さな庭を眺めていた。そこで木の枝や葉から地面に落ちる木漏れ日を見て、「俺も生きよう」と決心する。彼はその風景を小さい生命の音楽と表現した。
 生命が喜びの声を上げる瞬間。皆さんにも、そんな瞬間があるだろうか。私はある。手塩をかけて作った服を、客が喜んでくれたとき、私の心には歓喜の音楽が流れる。生とは素晴らしい、と。人生は厳しいことだらけだが、たまにはそんな瞬間があるから、生きていけるのだと思う。
 皆さんもそんな生き甲斐を見つけて“格好いい生き方”をしてほしい。不器用だっていいではないか。己の道を愚直に突き進むのだ。そうすれば、誰もがうらやむ男になるはずだ。
 では、いつかまた会う日を楽しみにしているぞ。
 
 

「ばか野郎っ!」って何回言われても、これだけは忘れちゃいないよ!
−マエストロの“名言”語録−

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●風呂場で素っ裸になって、肩書きや立場にとらわれずに見ず知らずの人と世間話ができる男になれ
2007年11月号「ジェントルマン」より

●「イイ女」を見分けたいなら、相手の目を見ろ。なぜなら“目”は化粧ができない。飾ることができないのである。
2007年12月号「女」より

●「水を飲む人は最初に井戸を掘った人のことを忘れるな」
2008年1月号「仕事観」より

●生きることにローギアを入れろ。トップギアで走ろうとするな。
2008年2月号「常識のズレ」より

●男の服は“薄口の味”で勝負するべきだ。
2008年3月号「男の審服眼」より

●「和の魂」で「洋を装う」、これが「和洋折衷」である。
2008年4月号「今どきアメリカン」より

●リーダーには大儀が必要である。
2008年5月号「上司の大義」より

●子供の目線で子供から学ぶ姿勢を持て
2008年6月号「父と子」より

●「品格」のある人とは、人に生かされていることを知っている。目の前の茶碗のごはんにありがたみを感じることができる。
2008年7月号「日本人の品格」より

●いつも親のほうを向いて生きよ。彼らとの絆を感じて暮らすのだ。
2008年8月号「最高の親孝行より」より

●今の「便利な幸せ」と昔の「便利ではない幸せ」これを両立させることが大切だ。
2008年11月号「感動力の高め方」より

●色彩感覚のセンスを高めるために「自然の色」を心して見よ
2009年1月号「芸術鑑賞のすすめ」より
注※夜の盛り場のネオンのような人工的な色を見ても、色彩感覚のセンスは養えない。身の周りにある自然の色こそが、本当に美しい色であるということ。


●格好よさを生み出す源は、あなたの“生き様”にある。
2009年3月号「格好いい男」より

●他人の褌で相撲をとらず、己がぶら下げている。“玉”の質で勝負しろ。
2009年4月号「褌」より

●20代はアリになれ、30代はトンボになれ、40代になったら仕事をしろ
2009年5月号「悩み力」より
注※20代はアリのように地面を這い回り、仕事の基礎を覚え足腰を鍛える。30代はトンボのように飛び、広い視野という複眼で世の中のあり方を見つめる。そでができれば、40代でホンモノの仕事ができるということ。

●男なら「往くは小道に寄らず」である。
2009年7月号「先人の言葉」より
注※注王道とは何かを常に探し、考え、その道をただ真っすぐに突き進むということ。

●昨日の常識は今日の非常識。
2009年9月号「個性の高め方」より

●人を口説きたいと思うなら、まず己を口説け
2009年10月号「男の口説き方」より
注※人を口説くというのは、まず己がそのコトやモノに対して納得できていなければならない。己を口説くとは、自分が本当に納得できているかを問う作業であるということ。


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2009年10月22日(木)

服の立ち位置【茶色で広がる靴の楽しみ】 [朝日新聞掲載記事]

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朝日新聞(東京本社版夕刊)に2009年10月22日付けでファッションコラム連載『服の立ち位置(茶色で広がる靴の楽しみ)』が掲載されました。

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2009年10月06日(火)

MEN'S EX 11月号 平成の寺子屋 赤峰幸生の上級ファッション塾 連載vol.11 [MEN'S EX 掲載記事]

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「綿やナイロンのコートを男らしく着る方法を教えてください」

真のクラシックを追求し、服のみならず、生き方そのものに自らのスタイルをもつ男、赤峰幸生。
氏が考える、男のお洒落を伝授する連載。第11回は、「綿&ナイロンコート」。男らしく着る方法とは?


 

回答1
タイロッケンコートのウエストをギュッと絞って着ます

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信濃屋のオリジナルのタイロッケンコートに、アカミネロイヤルラインのスーツ、シャルベのバタフライをコーディネイト。「理想的なサイズ感です。男のコートは分量のあるものを、ウエストを絞って着てこそカッコいい。これは襟の大きさが気に入っています。ダブルブレストではないですけど、ガバッと被るような襟が優雅ですよね。私の場合、綿コートは必ずタイドアップで着ています」。コート7万1400円(信濃屋 馬車道店)
 
ウエストはベルトで思いっきり絞ります
「コートはウエストと袖口の絞りが強調されてなんぼ。これはウエストをベルトでギュッと絞って裾がフレアになっているのがとてもエレガントだと思います。ウエストのベルトを後ろで結んでいる人がいますが、あれは絶対やってはいけません。邪道です。それと、コートを着るときは分量的にもグローブは必須です」
 

■綿のコートはガバッと着てこそカッコいい
M.E.  いつもの先生のこなしを見ていて、綿を中心としたコートのお話をぜひお伺いしたいなと、前から思っていたんです。凄く男らしい着方というか・・・・・。コートは分量感が大切だと、常々おっしゃっていますよね。
赤峰  そうですね。コートはガバッと羽織り、ベルトが付いていたらギュッと絞って、メリハリを出して着るのが何よりもカッコいい、というのが持論です。昨今のタイトフィットのコートだと、男らしさを表現するのは難しいですからね。'50〜'60年代のハードボイルド映画の見すぎといわれればそうかもしれませんが、クルト・ユルゲンスやジャン・ギャバンが見せたコートの着方に多大な影響を受け、それが私のベースになっています。レインコートは日本ではあまり着られなくなってしまいましたが、ヨーロッパでは今でも根付いています。彼らはよれた綿コートを当たり前のように着ていますが、男の渋みというか味わいとマッチしていて、個人的には大好きですね。
M.E.  そういえば、今日はすべてタイドアップでしたが。
赤峰  ウールコートのときと違って、綿コートを着るときは、私の場合は必ずタイドアップします。コートをガバッと着て、ベルトがあるときはギュッと絞って、中はスーツでビシッと決めています。コートを脱いだときにビシッとドレスアップして決まっているのが、男のこなしのカッコよさだと思うんです。だから、ノータイでこういうコートは着てほしくはないですよね。
M.E.  ただ、赤峰先生が着られていたようなフィッティングの綿コートって、今の日本で探してもなかなかないと思うんですけど、そのへんに関しては?
赤峰  確かになかなかないですね。だからこそこうしてお話ししているわけで、たっぷり着るのがコートの真髄だと思っていますから、そういうコートがもっと出てくることを期待したいですね。細くタイトに着る今のコートはちょっと違うかなと。個人的には好きじゃないですね。クラシックではないと思います。それはモードであって、5年、10年と着続けていけるものではないですから。
 
■コートは横と後ろから見た美しさにもこだわりたい
M.E.  なるほど、勉強になりました。ここで、それぞれの細かなところのお話を伺っていきたいのですが、まず丈に対するウンチクをお願いします。
赤峰  膝丈がいいですよね。'50年代、'60年代のコートはだいたい膝丈くらいなんです。極端に長いと脚にまとわりついちゃってあまり機能的ではないですし、短いのはスポーティすぎてしまいます。
M.E.  シルエットは?
赤峰  完全にAラインのシルエット、ウエストが絞ってあるもの、ストレートラインのものはベルテッドでウエストを絞り込んで着るものと、この3つが基本になります。正面から見たとき以上に、コートは横から見たときのシルエットにカッコよさを求めます。それと、きれいにフレアしたバックスタイルがエレガンスを感じさせるんです。
M.E.  色はベージュが基本ですか?
赤峰  ベージュとカーキが基本です。ちなみに両者を比較した場合、当たり前ですけど、ベージュのほうがよりエレガントなコートになります。
M.E.  袖は基本的にラグランですか?
赤峰  セットインもありますけど、基本はラグランです。ラグランのコートは二の腕が太いのがカッコいいですよね。ただ、国によって違っていて、フランスは鎌が高くてナローにできているんですけど、これはこれでまたいいんです。
M.E.  最後にひとことお願いします。
赤峰  綿のコートは、トレンチ、バルマカーン(ステンカラー)、タイロッケン、この3つが基本です。これら3つはスーツでタイドアップして着れば、どこにでも行けます。流行を超えた本当の綿コートの魅力を改めて見直してほしいですね。クローゼットの中に綿のレインコートがないのは寂しい限りですから。
 
 

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(←)回答2
リバーシブルコートの柄でアクセントをつけます
バーバリーの'50年代のヴィンテージで、リバーシブルのステンカラー。表がギャバ、裏がウーステッドです。「スーツスタイルに変化がつけられていいですよね。リバーシブルのコートは、昔はたくさんあったんですけど、最近はあまり見かけなくなりました。襟にニュアンスをつけて、中の柄の色をタイで拾っています」

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(→)回答3
スポーティなポリエステルはエレガントな膝丈を選びます
「パリのマルセルラサンスで15年前に購入したポリエステルのコートで、これのこげ茶も持っています。こういうスポーティな素材こそ、着丈が長めで美しいAラインでエレガントに着てほしいですね。中はリヴェラーノのスーツでビシッと。折り畳めるパッカブル仕様なので、海外出張のときなどにとても重宝しています」

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(←)回答4
後ろと横のフレア感でエレガンスを表現します
このアルスターコートは、アクアスキュータムの'40年代のヴィンテージで、生地は伝説の綿ギャバ、アクアファイブ。「ハイウエストで、フレア感が強調されたコートです。本来ウールのコートでの形をコットンで仕立てたものです。ダブルの合わせを上まできちんと留めて着るのも、変化をつけられてオススメです」

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(→)回答5
ベルテッドコートはギュッとウエストを絞ります
フランス輸出仕様の'50年代製アクアスキュータム。「これはイギリス向けのものと比べて着丈が短く襟も小ぶりで、分量が小作りにできています。この時代のモード的な一枚で、同じアクアスでも表情が違うので、変化をつけるのには非常にいいですね。イメージは、『ピアニストを撃て』の頃のシャルル・アズナブール」。

今月のおさらい

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 男のコートは何よりも分量感が大切。ガバッと着てこそ男らしさを表現できる
 コートは正面からのスタイル以上に横と後ろから見たスタイルにこだわりたい
 綿のコートを着るときは中は必ずスーツ。その際、タイドアップは必須!

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2009年09月30日(水)

9月 PARISでの出会い‘INCONTRO’ [INCONTRO NEWS]

 例年通りPARISで開催される2010年秋冬の素材国際見本市(プルミエールビジョン)に出掛けた。
 昨年LONDONとPARISでお会いしたMr.ALDEN(アルデン)氏と再会しお互いの服に向き合う熱い想いを時の過ぎるのも忘れて語り合った。
 氏は、英国と仏国の血が流れ米国人生まれの国際人、男のダンディズムの極を追い求めている一人。オリジナル素材作りかたシチリアの純粋な手仕事(サルト)を求め、独自の工房で服づくりをしている方です。
 L.L.(LONDON LOUNGE)を媒体として、世界の紳士にメッセージを送っています。L.L.のメンバーでもあるPARISの老舗CHARVET社長Mr.JEAN-CLAUDE COLBAN氏とも熱くダンディズムの本質を語っているスナップと共に、L.L.のMr.ALDEN氏のサイトの一コマをご紹介させていただきます。 

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2009年09月29日(火)

PATTERN ORDER会開催のご案内〔'09秋冬&’10春夏物〕 [Special Pattern Order会]

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 来る10/19(月)〜24(土)迄、恒例となりましたAkamineRoyalLineのPatternOrder会を開催させていただきます。是非皆様のご来場をお待ちしております。

 ご来場御希望の方は下記のご案内状をご高覧いただき、以下コンタクトフォームまたはメール(info@incontro.jp)にてご来場ご希望日時をご連絡頂けますようお願い致します。こちらから追ってご確認のご連絡をさせて頂きます。

 多くの皆様へ是非この機会にお目にかかれること、お待ち申し上げております。

(株)インコントロ スタッフ一同



■DATE : 10 / 19(月) 20(火) 21(水) 22(木) 23(金) 24(土) By Appointment

■PLACE : INCONTRO Office&Showroom

■ITEM : SHIRTS ¥29,000〜 , JACKETS ¥89,000〜 ,
       SUITS ¥123,000〜 , TROUSERS ¥49,000〜
       TIES ¥11,700〜

■DELIVERY : 約1ヶ月頂戴します(生地在庫状況により、多少前後いたします)

■INCONTRO MAP
印刷用地図】  【Yahoo!Maps


■お問い合わせ、お願い
Tel 03-3447-1891
又は【コンタクトフォーム】よりご来場ご希望日時をご連絡いただければ幸いです。こちらから折り返し確認のご連絡をさせて頂きます。

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赤峰 幸生 (あかみね ゆきお)

● イタリア語で「出会い」の意のインコントロは、大手百貨店やセレクトショップ、海外テキスタイルメーカーなどの企業戦略やコンセプトワークのコンサルティングを行う。2007年秋冬からは『真のドレスを求めたい男たちへ』をテーマにした自作ブランド「Akamine Royal Line」の服作りを通じて質実のある真の男のダンディズムを追及。平行して、(財)ファッション人材育成機構設立メンバー、繊研新聞や朝日新聞などへの執筆活動も行う。国際的な感覚を持ちながら、日本のトラディショナルが分かるディレクター兼デザイナーとして世界を舞台に活躍。 Men’s Ex、OCEANSに連載。MONOCLE(www.monocle.com)、MONSIEUR(www.monsieur.fr)へも一部掲載中。

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9月 PARISでの出会い‘INCONTRO’

9月 PARISでの出会い‘INCONTRO’

朝日新聞 be on Saturday "赤峰幸生の男の流儀"  『調和を意識して』  2014年7月5日(土)掲載"

朝日新聞 be on Saturday "赤峰幸生の男の流儀" 『調和を意識して』 2014年7月5日(土)掲載"

朝日新聞be on Saturday “赤峰幸生の男の流儀” 『クラシック・ニューを探して』 2013年2月16日(土)掲載

朝日新聞be on Saturday “赤峰幸生の男の流儀” 『クラシック・ニューを探して』 2013年2月16日(土)掲載

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